佐田(@satalog787)です。
家のWi-Fiが繋がりづらい、接続が頻繁に切れる…といった経験はないだろうか?原因もわからず右往左往。誰しもが経験したことのある、生活の中でのイラっとポイントだろう。
その原因の一つでもある、Wi-Fiルーターの電波。これを強く飛ばすことができたら問題も起こりづらくなり、より快適な生活が送れるだろう。
今回はそんなWi-Fiルーターの機能の一つ「ビームフォーミング」について解説していく。
ビームフォーミングを使う上での注意点もあるため、しっかり目を通していただきたい。
家電の販売員としてこの機能はよくお勧めしていたし、製品の選定に迷っている方がいたら、とりあえずこのビームフォーミングを搭載している機器を探してみるのもいいかもしれない。
結論としては、ビームフォーミングは「安定性」の面では一躍買ってくれる素敵な機能ということが言える。
この記事は
・隅々まで電波を飛ばす!ビームフォーミングの仕組み
・使う機器もビームフォーミングに対応してなきゃダメ
・ビームフォーミング搭載のホームルーターが存在する!
といった点をポイントにしています。
ビームフォーミングの仕組み
電波を絞って一方向に飛ばす技術
一般的に電波というものは、電波の発信源から全方向に飛ぶ原理を持っている。図で電波塔などのイラストを描いたときに、輪を書くように電波が飛んでいるように書かれることが多いと思うが、まさにそんなイメージ。
電波の強さを100とした場合、360°の方向に100の力を割り振るため、どの方向だと電波が飛びやすい!という違いは無い。
ビームフォーミングは、この全体に飛ぶ電波を、一方向に飛ぶように制御する機能。
電波の束を絞り、遠くまで飛ぶようにしている技術とのことで、イメージで言うと水の出ているホースを軽くつぶすと、水の勢いが強くなり、遠くまで飛ぶようになる…といった原理と似ている。
接続している機器めがけて電波を飛ばすことで安定性アップ!
ビームフォーミングの技術により、より遠くまで電波が飛ぶということは、それほど安定性も増すということ。建物内でWi-Fiを使う上で最も気を付けなければならないのが、接続が切れないようにすること。電波が強く飛び、子機とガッチリ繋がった状態を維持できるということは、それだけで安定性が格段に増すのだ。
大手無線LANルーターメーカーが採用している技術
主に無線LANルーター親機にてその機能がアピールされていることが多いが、このビームフォーミング、大手メーカーがこぞって採用している技術なのだ。日本で発売されている無線LANルーターは主に「NEC」「Elecom」「buffalo」「IO DATA」少々ニッチなところで行くと「TP LINK」といったメーカーから発売されているが、このすべてのメーカーがビームフォーミング搭載機器を発売している。こういった背景からも、ビームフォーミングの信頼性が高まっていることが分かっていただけるだろう。
ビームフォーミングは子機も対応している必要あり
注意点として、ビームフォーミングを体感するには、「接続する子機」もビームフォーミングに対応していることが条件となる。
Wi-Fi子機(スマホやPCなどのデバイス)の対応状況は、各無線LANルーター親機の公式ページなどで確認できるが、最近では標準搭載されているという認識でいい。
というのも、Wi-Fi5、Wi-Fi6搭載の子機は、標準でビームフォーミングに対応している。その為、細かく対応表を見なくても、ここ3~4年くらいの間で発売されているスマホやPCを接続する場合は、問題なくビームフォーミングで接続できる。
ビームフォーミング搭載のホームルーターがある
最後に、ビームフォーミング搭載のホームルーターの紹介を。というのも、ビームフォーミングは便利な機能だし、標準搭載されているのであれば利用するに越したことは無い。が、最近人気が出ている据置型のホームルーターには、ビームフォーミングが搭載されていないことが多い。現在提供されているSoftbankのSoftbank Airや、auのSpeed Wi-Fi homeなど、大手2社から発売されている機器はどちらも未対応。
そんな中、近日ドコモから発売予定のHome 5Gは、ビームフォーミングに対応しているとのこと。どうしても据置型のホームルーターは安定性の面で不安が残りがちだが、ビームフォーミングの力を加えれば、より良いネット生活が送れることだろう。
固定回線を引くことができず、やむなくホームルーターにせざるを得ない場合は、ドコモのHome 5Gを検討してみてはどうだろうか?案外安く使えるし。
⇒⇒ドコモの据置ホームルーター【Home5G】は、こちらで詳しく解説中!
ではでは、佐田でした。
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