佐田(@satalog787)です。
小学校ではプログラムの授業が必修になって1年が経とうとしている。その後は中学校でも必修科目として追加される予定だという。それほど「プログラム」というものが身近になっていると感じられる。
この記事では、そんなプログラムの世界に一石を投じる存在になりうる新しいサービス「ROBLOX」の紹介をしていく。
この記事を読むことで、プログラムのイメージ(難しそう、訳が分からないなど)を根本から覆し、「プログラムって思ったより簡単なんだな」と思えるようになるだろう。
昔のイメージでいうと、プログラム=英数字だらけの画面というものがあったと思う。実際、今でもそういうソフトやシステムを使ってプログラムを書いていくのが普通だが、初心者が最初からそのソフトを使いこなせるということは少なく、大半の人がプログラムを勉強中に挫折してしまう。
ROBLOXは、そういうイメージを壊し、視覚とイメージでプログラムができるようになる、入門用にはうってつけのサービスである。それが無料で使えるのだ。
結論としては、ROBLOXはプログラム初心者の入門用としてはピッタリだと思えたし、中級レベルでも十分遊べるソフトではないか?と思えた。無料で使える分、試してみる価値は十分にあると感じられた。プログラム志望者じゃなくとも、ゲームを遊ぶだけでもかなりの数があるため、お勧めしたいソフトである。
この記事は
・ROBLOXはプログラム入門にピッタリ
・プログラムをしたことない方でも大丈夫!
・むしろこういったソフトから触れるべきかも
といった点をポイントにしています。
ROBLOXサービス概要
対応プラットフォームはPC,スマホ,Xbox
ROBLOXのサービスは意外と古くから提供されており、2006年にWindows、Mac向けにサービス開始されており、その後iOS、Android、Xbox向けに提供されている。
ただし、ゲームを作るのには「Roblox Studio」というPC用の無料ソフトが必要になるため、スマホ、Xboxではゲームを遊ぶ用途でのみ使用できるため、間違えないように。
ROBLOXの利用は基本無料
ROBLOXはソフトのダウンロードが無料でできるため、基本無料で遊ぶことができる。一部課金アイテムがあるが、アバターなどのスキン変更にかかわるアイテムのため、プログラミングやゲームプレイに影響するものではない。
ROBLOXのユーザーは1億人越え
Wikipediaによると、ROBLOXのアクティブユーザーはなんと世界で1億人を超える人数となっている。
2020年8月の時点で、Robloxの月間アクティブユーザー数は1億6400万人を超えており、米国では16歳未満のすべての子供たちの半数以上がプレイしている。 Robloxは、批評家から一般的に肯定的なレビューを受けている。
出典:Wikipedia
ROBLOXで遊べるゲームは毎日増え続けている
有志のプログラマーが作成しているゲームは、もちろん自由に遊ぶことができる。現在はなんと5,000万を超えるゲームが作られており、ゲームプレイ専門としてROBLOXを楽しんでいるユーザーも非常に多い。もちろんプレイのみでも無料となっている。
・課金アイテムがあるが、プログラミングやゲームプレイには影響なし。
・遊べるゲームは5,000万オーバー!
ROBLOXは視覚とイメージでゲームを作れる
冒頭でも触れているが、文字と数字だけの武骨なプログラミングの世界とは異なり、ROBLOXでは視覚的なプログラミング画面で構成されている。
一般的なプログラム画面のイメージはこんな感じだろう。だが、ROBLOXのプラグラム画面もとい、制作画面は全く異なるものだった。プログラミングをしているのは間違いないんだが、それすらもゲームをプレイしているような軽快さを覚える。イメージしながら作れるのがこんなに楽なのか、という感想。
ROBLOXにおける作成画面。階層を下げていくとソースコードを書き込む画面も出てくるのだが、メインの画面はこんな感じ。実際にプログラムを動かしたときのイメージが中央に配置されており、非常に視覚的にプログラミングを進めることができる。
テンプレートから選ぶだけでそれなりにいい感じになる
ROBLOXにはフィールドやキャラクターなど、あらかじめ用意されたテンプレートがある。最初のうちはこういった既定のものから選んで、それをつなげて作るような、パズル感覚でプログラムをしていくイメージをつかむといいだろう。
フィールドのテンプレート。近代的なものからファンタジー感あふれるフィールドまで様々。
草原や川、建物などを配置している画面。レゴブロックなどで遊んでいる感覚でプログラミングができる。RPGツクールのようなツクール系ゲームを遊んだことのある方はイメージしやすいだろう。
テンプレは嫌!でも自分で作るスキルもない!というときは外部からダウンロードも可能
見出しにあるような要望を持つ方は多いはず。独自性の高いゲームを作りたいのに、出来合いのグラフィックだけじゃ物足りない!でも、まだキャラデザとかをできるスキルは無いんです…というパターン。これも安心を。グラフィックは他からダウンロードしたものも利用可能。
外部からグラフィックをダウンロードして引用することも可能。これは…世界で人気を博しているあの電気ネズミか…?
・好きなテンプレから選んで作成のお手軽設計
・もちろん自作も可能だし、外部からダウンロードもできる
ROBLOXで作られたゲームはこんな感じ
ここでは実際にROBLOXで作られたゲームを紹介していこうと思う。正直、ここまで作れるのか!?と思うほどのものもあり、ROBLOXというソフトの可能性を感じられるものとなっている。
Escape The Castle Of Robloxia! Obby
アスレチック系のアクションゲーム。罠をかいくぐってゴールを目指すゲーム性。
Piggy
少々ホラーテイストの鬼ごっこゲーム。Piggyと呼ばれる敵キャラから逃げながら、鍵などのアイテムを探して脱出するゲーム。ちょっとdead by daylightチックなゲーム性?
FALL GUYっぽいゲームも
PS4などで人気を博している「FALL GUY」だが、それっぽいゲームの存在も確認できた。丸パクリしているものではないので大丈夫だろうが…こんなゲームも再現できるのはすごい。
ROBLOXはプログラム入門にピッタリ!
以上、制作画面から実際のゲームの紹介まで行ってきたが、少しプログラミングというものに対してハードルが下がってきたのではないだろうか?
子供の学習のためにROBLOXを導入する家庭も増えているとのことだが、確かにこれは入門用にはぴったりくるサービスだと感じられた。
ROBLOX内で遊んでいるゲームが、ROBLOXで作れるというのは子供にとって想像力、制作意欲、学習意欲が刺激されるのではないだろうか?
最初にも触れているが、ROBLOXは無料で使えるサービスなので、ぜひ試していただきたい。
ではでは、佐田でした。
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