佐田(@satalog787)です。
スマホ料金、高い。高すぎる。と思っている方は多いことだろう。できることなら安くしたい。通信費の家計圧迫度合いは、消費者を悩ませるものとなっている。
今回は、このスマホ料金に関して解説。月間の使用データ量別に、お勧めできそうな会社をピックアップしてみた。
この記事は
・自分の利用データ量をしっかり把握すること
・格安SIM事業者よりも大手キャリアの方が安いことも多い
・楽天モバイル最強説は本当か?
といった点をポイントにしています。
データ量の確認方法
まずは、自身のスマホで使用しているデータ量を把握することがとても大事。これがわからない状態だと、適切なプラン決めもできないため、大損する可能性だってある。データ使用量は、スマホを使う上では確実に把握しておきたい部分。
Android端末のデータ使用量確認方法
Android端末の場合は、端末上の設定画面から確認が可能。スマホ本体での通信量と、Wi-Fi接続での通信量、どちらも確認ができる。(Androidバージョンによってはメニューの配置、文言が異なる場合があるので注意。)
■モバイルネットワークの使用量確認方法
2.設定ボタンをタップ
3.ネットワークとインターネットを選択
4.モバイルネットワークを選択
5.画面中ほどの「アプリのデータ使用量」から確認可能
■Wi-Fi接続の使用量確認方法
2.設定ボタンをタップ
3.ネットワークとインターネットを選択
4.Wi-Fiを選択
5.画面下部「Wi-Fiデータ使用量」から確認可能
iPhone&iPadのデータ使用量確認方法
iPhoneとiPadでの確認方法。いわゆるiOS利用者の場合は下記の確認方法となっている。(iOSバージョンによってはメニューの配置、文言が異なる場合があるので注意。)
■モバイルネットワークの使用量確認方法
2.モバイル通信(モバイルデータ通信)を選択
3.画面下部「現在までの合計」から確認可能
2.アプリを開くと、下部に通信方法別のタブがあるので、Wi-Fiを選択
3.切り替わった画面上で、使用量を確認可能
モバイルネットワークでの利用量だけではなく、Wi-Fi環境下での利用量を把握することで、自宅に引いてある固定回線の利用を継続するか、解約するかの判断材料になるとは思うので、知っておいて損はない。Wi-Fi環境下での利用も数GB程度であれば、固定回線を無くして、大容量プランに変更したほうが安上がりという場合も多いためだ。
【0~1GB/月】のデータ量なら楽天モバイル
Rakuten UN-LIMITⅥなら0円で利用可能。
なんといっても楽天モバイルの現行料金プラン「Rakuten UN-LIMITⅥ」なら、データ通信量が1GB未満のユーザーは0円で利用できる。その為、限りなく通信量が少ないユーザーなら楽天モバイルが最安。
次いで安い事業者はOCNモバイルONE
格安SIMの事業者。ドコモのネットワークを利用してサービスを提供する、MVNO事業者ではあるが、ドコモのネットワークが利用できて、安定性はあるかと。
OCNモバイルONEで提供しているプランのうち、最安の「1GB/月コース」であれば、税込770円/月で利用できる。
楽天モバイルと比較するとどうしても高くなってしまうが、何らかの理由で楽天モバイルでの利用ができない場合はOCNモバイルONEがおススメ。
【1~3GB/月】のデータ量であればNuroモバイル
各キャリアの低容量プランに位置付けられる、3GBまでの利用者にあたるゾーンがここ。低容量と呼ばれているため、あまり使わない人向けなんだろうな…と思ってしまうが、このゾーンに入っているユーザーがとても多く、スマホ利用者総数の約60%ほどが、月間のデータ量1~3GBとなっている。
上記グラフで見えるように、この層が最も多い。この層の料金を下げることができれば、多くのユーザーの手助けになるだろう。1~3GBの利用にとどまっているユーザーは、以下の事業者で紹介している料金よりも高い金額を支払っている場合は、サービスの変更を考えてもいいかもしれない。
料金最重視ならNuroモバイル
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供しているMVNO事業者である。固定回線のNuro光なども提供しており、有名な会社。
Nuroモバイルの「VSプラン」は料金が税込792円/月と、他事業者を突き放す安さとなっている。母体となる回線もドコモ、auから選べる為、乗り換える際も安心できるだろう。
複数名で使うならYmobileも意外と安い
ソフトバンクが提供するサブブランド「Ymobile」も、意外と安く利用可能。最安プランがシンプルSというプランで、3GB利用可能。さらに1回につき10分間(回数制限無し)の無料通話が内包されているので、短い通話がちょくちょくある方にとっては利用しやすいプラン。ただし、単身で利用する場合は2,178円/月と少々高くなっており、注意が必要。
2回線目以降の家族に対して割引が入り、990円/月で利用できる。例えば2人で利用する場合は2,178円+990円となり、平均で1,584円/月というイメージ。
無料通話がついてこの価格帯。しかも全国にあるショップや家電量販店で手続きができる手軽さや安心感は頼もしい限り。
【3~10GB/月】のデータ量ならOCNモバイルONE
この層は、片時もスマホを手放さない生活になっているが、自宅や職場など、メインで利用する場所にはWi-Fiが設置されている、というユーザーが多いだろう。
幅広い料金体系により、OCNモバイルONEがおすすめ
上記~1GBでも紹介した「OCNモバイルONE」がまたしてもおススメに。OCNモバイルONEのプランは4種類と多くなっているが、最低料金の1GBコース、最高料金の10GBコースがバランスよく価格設定がされている。
税込1,760円/月で10GBまで利用できるのは、さすが格安SIMといったところ。
mineoはちょっと高くなるが、回線が3キャリアから選べる
mineoは1,958円/月と、10GBまでの利用料金で考えると並程度だが、mineoの特徴として掲げられている「選択キャリアがドコモ、au、Softbank」と、メガキャリア3つから自由に選ぶことができる為、格安SIMに乗り換える際に注意しなくてはならないスマホのエリア問題が解決しやすい点が魅力。
【10GB~15GB/月】のデータ量 ならIIJやmineo
月間の利用量としては多い部類に入るが、自宅に固定回線が設置されていない場合は意外と簡単にここまで達する。ちょっとしたスキマ時間に動画を視聴するといった使い方をしているユーザーが多い模様。
IIJmioが15GBで最安値をマーク
回線当たりの料金が一番安いのはIIJmioというプラン。IIJという事業者から提供されている。15ギガプランを選択すれば、1,848円/月で利用できる。
mineoなら20GB使える
10GBまでのプランと大差なく、220円追加すれば20GBのプランに格上げ可能。2,178円で20GBまで利用できるのは非常に安い。
楽天モバイルはここでも料金的に優位
楽天モバイルで提供しているプラン「UN-LIMITⅥ」では、20GB未満であれば2,178円/月で利用可能。ただし、あくまで段階性のサービスとなっているため、20GBに到達すると段階が上がって3,278円になってしまうので注意。
【15GB~/月】のデータ量に対応できる格安SIMもある
ここまで利用するパケット量が多いのであれば、無制限プランに移行するほうが便利かもしれない。自宅に固定回線が設置されており、それでもこのデータ量を消費しているのであれば、いっそのこと自宅の固定回線をやめて、通信費をスマホ一本に絞ることも検討してみてもいいかもしれない。単身者であればの話に限るが。
YmobileとUQmobileはデータ量を使い切っても1Mbpsで通信できる
Ymobileは3,278円/月(2回線目以降は2,090円/月)で、UQmobileは2,728円で利用可能。20GBまで利用で2,728円/月で可能なLINEMOやpovoもあるが、特にUQmobileなら同料金で利用できる上、店頭での手続きが可能となっているため、安心感がある。
15GB以上利用するユーザーには向かないと思われがちだが、この2つのキャリアは既定のデータ量をオーバーしても1Mbpsで利用できるという特徴を持っている。極端に通信速度が必要な用途でない場合は、実質制限無しで利用できるプランとなっている。
スマホドッグモバイルは無制限プランの最安値
無制限プランを安く利用したいのであれば、スマホドッグモバイルが最安の模様。そもそも無制限プランを提供している事業者が少ない中、完全に無制限プランを打ち出している貴重なMVNO事業者。5,368円/月で利用可能となっており、大手キャリアの無制限プランを大きく下回る料金設定となっている。
楽天モバイルはやはり万能?
15GBくらいでとどまれば、3ステップ目の2,178円/月で利用できる。20GBを超えると最終ステップの3,278円/月に料金が変動するが、ここからは上限がなくなり、いくら使っても3,278円/月となる。この金額で使い放題となるのは、とても安い。通信速度が安定している地域なら、楽天モバイルに軍配が上がりそうだ。
自分のデータ量を把握して適切なプラン選定を!
今回は大手キャリアから、それほど名前が通っていない事業者にわたってデータ量別おすすめキャリア・事業者の解説を行った。一番重要なのは「自分に合ったプランを選定する」こと。
料金が安いから、データ量無制限だから、といったうたい文句は魅力的だが、そこだけで飛びついてしまうのは、結果大損することになりかねないし、便利に使えるはずのスマホの機能性を損ねてしまうことだってある。
今回の記事に興味を持っていただけた方は、これを機に「自分に合った事業者」を、もう一度考えてみるのもいいかもしれない。
ではでは、佐田でした。
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