佐田(@satalog787)です。
ドコモから発表された新しい動画サブスク「Lemino」の紹介をしていく。このLemino、実は既存サービスのdTVの代わりになるサービスのようだ。
これに伴い、dTVがサービス終了となり、Leminoに変わるとのことだが…ここで大きな問題が浮上している。
なんと、月額料金がdTVは550円だったのに対し、Leminoは990円と、450円もアップしているのだ。これはdTV愛用者、これから加入しようと考えていた方からしたら本当に大きな問題。ほぼほぼ倍額となると考えものだろう。
しかし、LeminoにはdTVにはないいくつもの進化点がある。しかも、他の動画サブスクには無い非常に新しい試みをしている。SNS的な楽しみ方ができるようになっているとか…?
・安いと思ってたけど値上がりするんじゃ別のサービスにしようかな
・より良いサービスに、と言われてるけど、Leminoって実際どんなもの?
Leminoの料金・サービス概要
まずはLeminoのサービス概要を。サブスクとしては一般的なものの他、配信サービスが苦手としているスポーツ中継なんかにも対応しているよう。
料金システムは3種で無料の配信も完備
まずはこちらの料金形態、コンテンツの紹介。
提供方法 | 月額料金 | 提供コンテンツ |
無料配信 ※広告付き |
無料 | ・スポーツ中継や音楽ライブなどの独占生配信 ・各ジャンルの独占配信作品の最新エピソード ・オリジナル作品(一部/話数限定) |
Lemino プレミアム |
990円 | ・約18万本の映画/ドラマなどのコンテンツ ・スポーツ中継や音楽ライブなどのアーカイブ配信や特典映像 ・独占配信作品やオリジナル作品(全話) |
個別課金 | コンテンツ毎に課金 | ・コンテンツのレンタル/購入 ・ペイパービュー |
といった内容で、ドコモのサービスながら無料で楽しめるコンテンツも用意されている。アプリをダウンロードしてまずはサービスに触れてみるのもよさそう。
無料配信でもビッグタイトルが放送予定
今のことろ情報として出ているのは、無料版は「スポーツ中継や音楽ライブなどの独占生配信」が広告付きであるものの、楽しめるとのことで、集客に力を入れているのが分かる。サービス提供開始から間もなく「井上尚弥 vs フルトン」戦がLeminoによって独占無料配信される予定となっており、非常に注目が高まっている。
dTVの代替サービスになるのか?
既存ユーザーとして気になるポイントはここだろう。dTVの代わりとして成り立つのか?というところ。代替サービスとして、LeminoプレミアムdTVを比べてみよう。
dTVとLeminoプレミアムの違い
dTV | Lemino | |
月額料金 | 550円 | 990円 |
配信コンテンツ | 120,000本 | 180,000本 |
主なジャンル | 洋画・邦画・アニメ・国内外ドラマ・韓流・華流・キッズ・バラエティ・音楽 | 映画・アニメ・国内外ドラマ・韓流・華流・バラエティ・音楽ライブ・スポーツ中継 |
オリジナル | アイアムアヒーロー はじまりの日 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 反撃の狼煙 新宿スワン 闇金ウシジマくん |
Blah!Blah!Blah! ファイナルファンタジーXIV クリスタル通信 ブラマヨ小杉のサウナをつくろう! |
独自性 | マンガ動画、カラオケ | SNS要素 |
こんな内容。コンテンツ数は格段に上がっている他、オリジナル作品の期待度も高い。現状は情報ができっていないが、真新しいコンテンツが次々配信される予定。dTVでもオリジナルコンテンツは充実していたが、前身のBeeTV(2009年にサービス開始。2017年にサービス終了)から引き継いでいるコンテンツが大半の為、少々過去っぽさはぬぐえていなかった。
dTVのマンガ動画やカラオケはどうなる?
dTVで配信されている人気のコンテンツとして、マンガ動画やカラオケなどが挙げられるが、このあたりは現状は不明。
マンガ動画とは、マンガを1コマずつ繋げて動画にしており、まさにアニメ動画を見ている感覚でマンガが読めるdTVオリジナルのコンテンツ。セリフにも、有名声優を起用するなど気合が入った作りになっていた。
カラオケは、UGAという実在のカラオケブランドで使われているコンテンツをdTVで配信しているもの。簡易的なカラオケサービスとして利用できるため、意外と人気があったコンテンツ。実は80,000曲を超える音源が配信されている。
このあたりはとても独自性が強いコンテンツの為、他サービスに移ることができない。できればLeminoでも引き続き利用できるとありがたいのだが…
値上げ分の価値は感じられるのか?
動画数が1.5倍に増加
動画サブスクの核ともいうべき、配信コンテンツ数は、恐らく業界最大クラスではないだろうか?180,000ものコンテンツが配信予定となっている。動画数が多いということは、あらゆる層に対応できる余裕があるということ。間違いなくお勧めできるサービス。
参考までに、人気の動画サブスクの動画配信数としては以下の通り
・hulu…100,000本~
・prime video…30,000本~
・Netflix…非公表(5,000本~?)
コンテンツ拡充(生放送にも対応)
Leminoになって、配信されるコンテンツにも変化が見られる予定。従来は作品として完成している映像(映画やアニメなど)が大多数を占めていたが、Leminoは音楽ライブやスポーツの中継といった、ライブ放送にも対応していくとの情報がある。
現時点で決定している、ボクシングの試合(井上尚弥 vs フルトン戦など)や、音楽ライブではBump of Chickenのライブ映像独占配信といった形で予定がされている。
動画視聴以外の追加要素
Leminoサービス発表にあたって、大々的に紹介がされていた機能が「SNS要素」
Leminoは動画配信のサブスクだが、ユーザー同士のつながりも重要視しており、それがサービスの中核になっている。
公式HPでの紹介文にも
感情やレビューをシェアすることでフォロワー同士がつながり、観たいコンテンツがすぐに見つかる映像配信メディア「Lemino」の提供を開始
と書かれており、「フォロワー」というSNSではおなじみのワードが使われている。
ただし、フォロワー同士の交流を目的にしているわけではなく、好みの合うユーザー同士を繋げ、知らなかった作品の発見や気づきを生み出すもの、という立ち位置だろう。現に、フォロワーに対するメッセージ送信やダイレクトメールといった交流の機能は実装されていない。
・自分の趣味趣向に合う作品の発見の為で、交流ツールではない。
・フォロワーに対するメッセージ機能などは実装されていない。
LeminoのSNS要素とは?
では、LeminoのSNS要素とはどのようなものなのか?動画サブスクとSNSをどのように融合させているのか?という点について。Leminoでは主に3つの機能が搭載されており、それが以下の内容となっている。
エモートライン
まずはエモートラインという機能。同じくLinemoを利用しているユーザや著名人のアカウントをフォローすることで、それぞれの人が気に入っている作品や、作品に対するレビューがタイムライン上に表示される機能。自分で作品探しをするのではなく、趣味趣向が似ているフォロー者によるお勧め作品=自分でも気づかなかった名作に出会える可能性を高めてくれる。
感情検索/感情スタンプ
Leminoアプリのトップに表示されている「感情スタンプ」を押すことで、その感情に沿った作品が表示される仕組み。
「胸キュン」「ガクブル」など、直感的にイメージできる感情スタンプが用意されていて、今の気分にあった作品を、その名の通り感情で検索できる機能を実装。ジャンルで検索する従来の方法とは明らかに違った検索方法をとっており、間違いなく新たな作品に出会えるシステムだろう。
感情スタンプは全部で10種類。幅広い感情に対応している。
ちなみに、作品を鑑賞した後は自分でもスタンプを押してみよう。他者が感情検索した際に、その作品がヒットしていく仕組みになっている。
マイチャプター
かなり尖った機能と感じたのがこのマイチャプター。
自分が観た作品のお気に入りシーンを切り取り、自分の感情とともに記録してシェアできる機能。作品レビューが変化したシステムと思えるが、シーンを切り取るという者が非常に大胆に感じられた。率直に、ネタバレに対しての配慮はどうなっているのだろうか…?という疑念が生まれるが、恐らくうまいことやってるのだろう。
ネタバレに対する配慮もされていて、作品の一部をちょい見せしてくれるのであれば、新たな作品探しに疲れている方でも、分かりやすく直感的に面白そうな作品が発見できることだろう。
dTVに加入していれば9月まで550円で利用できる
最後に、Leminoを利用するにあたってのお得な方法を。現在提供されているdTVだが、これは4月12日でサービスが終了となり、自動でLeminoに移行する。
本来はこの時点で月額990円になるところ…実はdTVユーザーへの猶予として、月30日まではdTVと同様月額550円で利用ができる。しかもdTVがサービス終了する6月30日まではdTVとLemino両方のサービスが利用できる為、非常にお得になっている。
今なら初回申込であれば31日無料で利用ができる為、さらにお得感が得られる状態となっている。
お試し価格で新サービスLeminoが利用できる今、まずはdTVから始めてみてはどうだろうか?そして、サービス開始される4月12日に、新たなサブスク体験をしていただきたい。
ではでは、佐田でした。
コメント