佐田(@satalog787)です。
Twitter、Facebook、Instagramなど、SNSを利用している人は多く、その理由は交流や情報収集、情報発信など多岐に渡る。
そんな今、これらのSNSとは全く違った角度で参入してきたサービスが話題になっている。それが「Cluster(クラスター)」というSNSだ。
ゲーム感覚で楽しむことができる新感覚SNSに、注目していきたい。
この記事は
・新感覚SNS「Cluster」とは?
・Twitterなどと並行して使うと楽しいかも!
・ライブやセミナーなどのイベントがClusterで行われるかも?
といった点をポイントにしています。
Cluster(クラスター)は【ゲームのように操作できるSNS】
バーチャルSNS Cluster(クラスター)の特徴として、まず挙げられるのは操作感。他のSNSは文字でのやり取りが多くを占める点に対し、Cluster(クラスター)は、アバターを操作して、仮想空間内を往来できるというもの。とてもゲームに近い感覚。
同じSNSだが、この操作感が全く違う為、新感覚SNSと呼ばれている。
操作感でちょっと気になった点は、スマホで遊んでいる際に感じる忙しさ。画面の縦横の切り替えが忙しい。ワールドを歩いている時は横画面であることに対し、ワールド選択や画像のやり取りなどを行う画面、いわばメニューの操作時は縦画面に切り替わる。このせいでちょっと慌ただしい印象を受けた。できれば横画面のまま全部の操作ができると良いな…と感じた。
アカウント作成はgoogle,Twitter,Facebook経由で
このように、アプリ立ち上げ時にはアカウント作成が必須となるが、google、Twitter、Facebookアカウントを持っていれば、そこと連携して簡単に作成することができる。アカウント作成後、Cluster(クラスター)内でのユーザー名、表示名などを決定していく流れとなる。もちろん、Twitter経由で作成したといっても、TwitterのフォロワーにCluster(クラスター)のアカウントがばれてしまう、ということは無いので、ご安心を。
アバターは可愛めのキャラクター!自作もできる!
PLAYSTATION HOMEやセカンドライフなど、過去をたどれば仮想空間によるサービスが一時代を築いた事実もあるが、ターゲット層が世界のユーザーに向けられていた為、キャラデザインもリアル指向だった。(限定アバターで初音ミクとかあったが、バタ臭いアバターの中にポツンとミクがたたずんでいる光景はとてもシュールだった…。)それに対してCluster(クラスター)は、とてもかわいらしいキャラクターがアバターとして使用できるため、気持ち的に入りやすい設計となっている。また、リアルなキャラデザインを撤廃することで、キャラの動き自体もシンプルにすることができ、アプリ自体の挙動の安定性向上にもつながっていると考えられる。
また、本気で楽しみたい方はこのアバターを自作することもできる。VR向け3Dアバターのファイルフォーマット、VRMに対応しているため、所定のソフトウェアで作成されたアバターを取り込み、あなたの分身として動かすことができるのだ。おそらく、有志のクリエイターが配布し、自身の作品をアピールする場にも活用されそうだ。
仮想空間内では写真撮影も可能
仮想空間内では操作パネルが表示されているが、画面下部分にカメラマークがある。それをタップすると写真撮影モードに切り替わる。仮想空間内に存在している自身のアバターを画像に収めることができる。他SNSなどに共有することもできるため、使い道は多くあるだろう。
ただ、この写真撮影機能だが、まだ基本的な機能しか備わっていないため、出来上がった画像で個性を引き出すのは難しい?と感じられた。構図に関してはズームイン/アウトしかできないことに加え、アバターが必ず中心に配置される。いわゆる日の丸構図にしかならないのだ。
撮影機能にただならぬ情熱を注いでいる「Final Fantasy14」におけるカメラ機能までとはいかずとも、もうちょっと表現の幅を持たせられるつくりならなぁ…と感じてしまった。
Cluster(クラスター)と他SNSとの違い
Twitterをはじめとする定番のSNSは、自分が中心となりフォロー/フォロワーとの交流を深めるのに適したSNSとなっているが、Cluster(クラスター)は仮想空間に自分が入り込み、そこで出会う不特定多数のユーザーと交流を深める仕組みになっているため、同じSNSでも輪の広がり方が異なっている印象。フォロー関係の中だけで充分完結できる「半閉鎖空間」としてのTwitterなどと比べると、新たな交流、意外なマッチングなどが期待できそう。
Cluster(クラスター)が狙う未来とは
現在、Cluster(クラスター)ではユーザーが好きにルーム(ワールドと呼ばれる空間)を作成し、そこに自由に行き来できる仕組みとなっている。日本建築を模した空間や星空の綺麗な風景、心霊スポットのようなおどろおどろしい場所なんてものも確認できている。
こういった、ワールドに個性を持たせることで、期間限定のイベントや講演会、音楽ライブなんて催し物も実現可能となっている。
過去には40万人もの導入に成功したイベントもある
定期的にイベントが実施されているワールド「バーチャル渋谷」にて行われた「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス」では、なんと世界中から40万人ものユーザーが参加。音楽ライブやお笑いイベントなど、数々の芸能人がその場を沸かせている。
これが無料で参加できるというのだから、ユーザーにとっても嬉しい話と感じることができるはず。
この手の催しとしては、2020年の8月に、多人数参加型シューティングゲーム「フォートナイト」内で米津玄師さんがライブイベントを行ったことが大きな話題を呼んでいたが、こういった、SNSや仮想空間でのコミュニケーションツールなどに芸能人が参入し、ライブなどを行う展開はこれからも増えていくと考えられる。
Cluster(クラスター)はコミュニケーションツールに留まらないサービスだった!
まだまだ発展途上といった印象のサービス、Cluster(クラスター)だが、大きな可能性を秘めていると感じられた。各企業が開催するイベント、芸能人をはじめとするインフルエンサーが情報発信を行う場としての活用、また、ワールドやアバターを作成するスキルのあるクリエイターが集まり、作品をアピールする場、たくさんの人の目に触れることによって活躍の機会が生まれ…という未来まで想像できる。
ただのコミュニケーションツールとしてのサービスではなく、今までにないマーケットの広がりを期待できるSNSと感じられた。
とりあえず、練り歩いてみよう。
ではでは、佐田でした。
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