佐田(@satalog787)です。
ライブに行きたい。コンサートなんてどれくらい行ってないだろう…。音楽を生で感じられるライブやコンサートは、全年代、性別に愛される興行。しかし、このご時世、会場に足を運びづらい状況になっているし、実際にアーティストは止む無く興行の中止を決断している光景も数多く目にしてきた。そんな中、急激に増えてきたのが「オンラインライブ」である。今回はオンライン配信でライブやコンサートに参加するというのはどうなのか?ちゃんと楽しめるのか?といった点に重点を置いて解説していく。
この記事は
・オンラインライブの楽しみ方
・オンラインライブと会場でのライブの違い
・オンラインライブを更に楽しむ方法
といった点をポイントにしています。
オンラインライブは一般的なサービスになりつつある
昨今の事情を加味し、オンラインでのライブが数多く開催されている。大物アーティストがこぞってこの形式でのライブ、コンサートを行っており、今や「新しいライブの楽しみ方」としてとても身近なサービスに変化している。
こんなアーティストがオンラインライブを行っている
オンラインライブは非常に身近なサービスとなっており、今では大物アーティストの参加も目立ってきている。
- ゆず
- aiko
- 長渕剛
- 松任谷由実
- GLAY
- FLOW
- SiM
など、名だたるアーティストが名を連ねている。特に、FLOWやSiMなど、ライブ会場の雰囲気を(色んな意味で)肌で感じることを一つの楽しみとしている、いわゆる「生」でその雰囲気を味わうことが醍醐味であるアーティストたちでさえ、今はオンラインでライブを開催しているのだ。
音楽フェスもオンラインで開催されている
「生」を感じる音楽イベントといえば、フェスだろう。これはさすがに無理か?…と思ったが、なんとこれもオンラインで実施されている。2020年には、日本の音楽雑誌を手掛けているロッキングオンが主となり、JAPAN ONLINE FESTIVALが大々的に開催された。
世界が平和になったら、オンラインライブの存在意義は?
昨今の事情を加味して、オンラインライブが開催されている状況ではあるが、では、この状況が改善されて、今までのように気兼ねなく外で遊べるようになったら「オンラインライブ」は過去の興行として忘れ去られて行ってしまうのであろうか?
実は、そんなことは無いようで、大多数の方がオンラインライブに対して好印象を持っており、一つの文化として受け入れられている模様。
出典:SKIYAKI (リンク)
このグラフからも分かるように、会場で行われるライブに気兼ねなく参加できる、以前と同じ状況に戻ったとしても、オンラインライブを楽しみたい、という層が81.6%も占めている。実際に会場に足を運んで空気感を肌で感じるライブとは少々参加の意気込みや高揚感も変わってくるとは思うが、オンラインライブというものが、一つの文化として根付いたと言っても良い結果だろう。
オンラインライブと会場でのライブの違い
では、オンラインライブはなぜこんなにも人を惹きつけるのか?生のライブとは違う魅力があるのか?という点に関しては、このように考える方が多いようだ。
オンラインライブはこんなところがイイ
- 自分の好きなタイミングで飲食できる
- 会場のチケットよりも安めに設定されていて、購入しやすい
- チケットが一つあれば、複数人での視聴ができる
- チケット完売の心配は限りなくゼロになる
- アーティストがずっと観れる!
といった感想、意見が多い模様。自宅というプライベートな空間で、好きなように見ることが出来る「気軽さ」が非常に好まれているようだ。
また、会場でのライブの欠点、それは、「席」にある。購入した席によってはアーティストが超極小…顔も服も分からない…何なら本人かどうかも怪しいレベル…という経験はないだろうか?そういった心配もオンラインライブなら無くなる。常にカメラがアーティストの雄姿を撮影し、リアルタイムで配信しているのだ。最前列、後列、2階席といった格差が無くなる。全てのお客様が、最前列の一番いい位置を占領できるのだ。
そして、今後はもっとアーティストを間近で感じられるようになるかもしれない。通信技術の進歩によって、「マルチアングルモード」という機能が実装されれば、複数のカメラで撮影されているアングルを、なんと自分自身が操作できるようになる。アイドルのライブであれば、推しをひたすらに映しておく、といった楽しみ方も可能になる。
これは生のライブでは体感できない、まさに「余すことなくライブを楽しめる」というものだ。
オンラインライブを更に楽しむためのアイテム
自宅での視聴環境に一工夫を施せば、オンラインライブの楽しみを倍増、それ以上に膨らませることが出来る。テレビ(スマホ)とインターネット環境があればライブを楽しむことはできるのだが、やはりそれでは「歌番組を観ている感」がどうしても強くなってしまい、現実に引き戻されてしまう。ライブというのは、その空気に没頭し、ステージの上でパフォーマンスをする「神様」を崇める、尊い時間なのだ。没入率を高めるための設備は、あった方がいいだろう。
プロジェクター
オンラインライブを楽しむために、設備投資を考えている方は、第一にこれを検討いただきたい。これがあるだけで一気に環境が変わる。プロジェクターで投影すると、割とライブ会場で見えている光景に近い感覚になる。「本物感」を求める方は、まずこれだろう。
ワイヤレスヘッドフォン
ライブ会場では、非常に大きな音で演奏をしている。音の衝撃波ともいうべきか、圧が身体にぶつかるのが分かるほどの大音量が耳を通り抜けていくのだ。110~120デシベルとも言われているその音は、一般家庭で再現しようとすると即通報レベル。再現は不可能だ。
そこで、ヘッドフォンの導入をお勧めする。そして、できればワイヤレス。ワイヤードの場合は、視界にケーブルが入って邪魔だったり、少し動いたときにケーブルが張ってしまい、思わぬケガにつながることもある。できればワイヤレスで。ちょっと飲み物を…という時にも、聴いたまま移動できる。さながらライブのメインホールを離れてドリンクカウンターへ…という「あの流れ」っぽいことが出来るのだ。
サイリウムなどのグッズ
ライブをしているアーティストが、応援グッズを販売している時はぜひそれも使ってほしい。特にサイリウムなどの光りモノは、臨場感をアップさせる。
これまで紹介した「プロジェクター」と「ワイヤレスヘッドフォン」を組み合わせて使い、サイリウムを振って音楽にノっているその光景は、ライブ会場そのもの。この3つを揃えれば、そこはすっかりライブ会場になっている事だろう。
オンラインライブは、新しい文化として根付く可能性が高い
チケットが安く手に入る、遠征のお金もかからない、チケットが買いやすい、手軽に楽しめる…家から出なくてもライブ会場に行ける…
これ、冷静に考えるといいことばっかりじゃないか?確かに「空気感」や「参戦してるぞ!感」は少なくなってしまうかもしれない。遠征の道中、その場所の観光も兼ねて楽しんでいるという方もたくさんいるだろう。だが、「ライブ」というものにフォーカスを当てると、オンラインの方が都合がいい部分が数多く出てくる。純粋に音楽、アーティストの姿を見て、楽しむ。という点においては、オンラインライブ、捨てたものじゃないなと考えられる。
佐田は数回このオンラインライブを利用したことがあるが、オンラインだから思い出に残りづらい、薄くなっちゃうとか、そんなこともない。だいぶ昔の話になるが、10年ほど前に実施されたとあるオンラインライブの光景も、しっかり記憶に残っている。
まだ利用したことの無いという方は、試しに好きなアーティストがオンラインライブを予定していないか?チェックしてみるのもいいだろう。
ではでは、佐田でした。
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